はじめに:「受かりやすさ」ではなく、受け切れる条件で選ぶ
電験三種の申込みで、CBT方式と筆記方式のどちらを選ぶか迷っていませんか。
結論は、日程と会場を選びたい、科目を別日に分けたいならCBT方式が候補です。紙で計算過程を書きながら、全国一斉日に4科目を受けたいなら筆記方式が候補です。
電気技術者試験センターは、CBT化によって問題形式は変わらないと案内しています。(一般財団法人 電気技術者試験センター「CBT方式試験」)
したがって、「CBTのほうが簡単」という根拠のないうわさではなく、受験条件で選びます。
この記事を書いた人
元電気工事士・電気施工管理/建設業界に携わるキャリアアドバイザー
制度上の違いと個人の向き不向きを分けて整理します。本メディアは求人紹介・職業紹介を行いません。
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CBT方式と筆記方式の違い

2026年度から、第三種試験は受験申込み時にCBT方式か筆記方式のどちらか一方を選びます。両方を受験することはできません。(電気技術者試験センター「令和8年度上期 第三種電気主任技術者試験 受験案内」)
| 比較点 | CBT方式 | 筆記方式 |
|---|---|---|
| 解答方法 | 会場のパソコン | 問題冊子とマークシート |
| 日程 | 試験期間内の空席から選択 | 全国一斉の指定日 |
| 会場 | 空席のある会場から選択 | 申込時は試験地を選択。会場は指定される |
| 科目 | 条件内で科目ごとに日時を分けられる | 同じ日に4科目を実施 |
| 終了 | 解答終了後に退出できる | 科目ごとの指定時間で実施 |
実際の選択肢は、申込時点の空席と受験案内に左右されます。
日程を分けたいならCBT方式が候補
CBT方式は、指定された試験期間内で、会場と日時を予約します。(電気技術者試験センター「CBT方式試験」)
4科目を同じ日に受けることも、科目を別日に分けることもできます。仕事や家庭の予定に合わせやすい点は、CBT方式の制度上の利点です。
ただし、希望日時の空席は保証されません。申込みを終えただけでは、希望する会場・日時を確保したことにならない点に注意してください。
一日で受け切りたいなら筆記方式が候補
筆記方式は、全国一斉の指定日に実施されます。4科目を受ける人は、同じ日に各科目の試験へ進みます。(電気技術者試験センター「令和8年度上期 受験案内」)
パソコン画面の操作に気を取られたくない人や、紙の問題冊子へ印を付けながら考える練習をしてきた人には、筆記方式が合う可能性があります。
これは向き不向きの話であり、筆記方式のほうが得点しやすいと保証するものではありません。
会場の選び方が異なる
CBT方式では、全国に設けられたテストセンターの空席から会場を予約します。(電気技術者試験センター「CBT方式試験」)
筆記方式では、申込時に希望する試験地を選びます。具体的な試験会場を受験者が指定することはできません。(電気技術者試験センター「令和8年度上期 受験案内」)
移動時間、始発・終電、天候リスクまで含め、受験日を一日確保できるか確認してください。
CBTは、操作を事前に試せる
電気技術者試験センターは、CBT疑似体験と画面操作の説明を公開しています。(電気技術者試験センター「CBT方式試験」)
画面上で問題を切り替える、解答を選ぶ、後で見直す問題へ印を付ける、といった操作があります。
パソコンが得意かどうかを自己評価するより、公式の疑似体験を一度操作してください。操作に時間がかかるなら筆記方式を再検討できます。問題がなければ、CBT方式への不安を具体的に減らせます。
予約変更は、期限と空席を確認する
CBT方式の会場・日時は、所定の期間内で変更できます。(電気技術者試験センター「CBT方式試験」)
ただし、変更先の空席が必要です。変更できる制度があることと、希望どおり変更できることは別です。
予約をいったん取り消す前に、変更先の空席、変更期限、現在の予約がどう扱われるかを画面上で確認してください。空席がない状態で、見切り発車の変更をしないことが重要です。
申込み後は、予約完了画面、会場住所、集合時刻、変更期限を保存してください。
4つの質問で選ぶ
次の質問で、生活上の制約を先に確認します。
- 全国一斉日に、4科目分の時間を確保できるか
- 科目を別日に分けるほうが、移動を含めて現実的か
- 公式のCBT疑似体験を、落ち着いて操作できるか
- 希望地域の空席が取れなかった場合、別会場へ移動できるか
1が難しく、2と3が問題なければCBT方式が有力です。1が可能で、紙での演習を本番でも維持したいなら筆記方式が有力です。
参考資料:方式選択前に確認する公式ページ
最後に:方式より先に、日程・会場・操作の制約を確定する

CBT方式は日時・会場・科目分割の柔軟性があります。筆記方式は全国一斉日に紙で受験します。
問題形式に変更はないため、方式名だけで合格しやすさを決めつけないでください。申込み前に電気技術者試験センターのCBT方式試験ページで疑似体験を行い、受験する期の案内で日程と変更期限を確認してください。
資格試験を最後まで受け切れる方式かどうかを、移動と操作を含めて確認することが重要です。


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